2010.07.07
症例集(オペログ)
スプラインHAで下顎7番の抜歯即時埋入
今日の症例は、当医院で3年前全体的にインプラントを含む補綴治療をした患者様ですが、左下の7番が歯根破折をおこして来院されました。
山口県から新幹線に乗って来院されていますので、来院回数を減らすために抜歯即時埋入を行いました。
ほかの部位にもジマースプラインHAを使用していましたので、今回も5.0Φの10mmを使用しました。
抜歯窩のギャップが全周に3mm程度出てきますが、十分な血液が満たされていることを確認し、βTCPとコラテープを用いて埋めていきます。
抜歯を含めて20分ほどのオペ時間でした。切開も縫合もないため手術時間がかからないのはうれしいです。
歯根に破折線が確認できます。
周囲の歯槽骨はほとんどダメージを受けていなかったので、ソケットのほほ中央に埋入しました。
埋入後のパノラマです。
2010.07.05
症例集(オペログ)
両側遊離端にSybron proを1回法で同時埋入
今日の症例は、下顎の両側遊離端欠損の6番部位に1本ずつSybron EX Proを埋入しました。
かなり高齢の女性でしたので、骨質がクラス4で海綿骨がスカスカの状態でした。
Sybron Proはストローマンと互換性を持つインプラントですが、プラットフォームのところまで表面処理とマイクロスレッドがあるため骨縁まで埋入し、皮質骨の部分で初期固定が得やすいのでこのような場合には有利です。
この患者さんは、上顎のインプラントもあるので、4か月待時してアバット装着します。
コロナルフレアーの部分を骨縁下に埋入するため、プロファイルドリルを使用します。
埋入後はストローマンのティッシュレベルインプラントと一緒の状態になります。
プラットフォームシフトのアバットメントを装着しています。
2010.07.02
症例集(オペログ)
サイブロンインプラントを成熟側へ埋入
今日の症例は、下顎57部位成熟側へのSybronインプラントの埋入でした。
骨の形態がとても良好でしたので、ワイドボディー11mmを2本埋入しました。
初期固定もがっちりとれて、即時加重をしたいくらいでしたが、その予定ではありませんでしたので、3か月待時の通常加重です。
ただし、粘膜が薄いタイプでしたので、プラットフォームシフトのために、骨縁よりやや深く埋入しました。
Sybron Pro EXのワイド11mmを2本埋入しました。
術後のパノラマです。
2010.06.29
症例集(オペログ)
スプラインHAで上顎抜歯即時&抜歯早期のソケットリフト
今日の症例は、昨日の手術でしたが上顎に2本のスプラインHAを埋入しました。
1本は3番の抜歯即時埋入でもう1本は6番部位の抜歯早期埋入のソケットリフト併用ケースでした。
3番のインプラントは抜歯窩の舌側の壁に添って埋入しますので、頬側のギャップ(HDD)が約3mmほどできましたが、そのスペースにはβTCPとCGF(濃縮血小板フィブリンゲル)を填入し十字縫合しました。
6番部位は、同じ補てん材とCGFでソケットリフトを行いました。
双方ともある程度の初期固定も取れて、より安心な状態です。
術前のインプラント埋入予定部位の犬歯、第1大臼歯部
犬歯部位に抜歯即時でインプラントを埋入し、ギャップにはβTCPとCGFで補填します。
6番部位には、CGFとβTCPを填入しました。
周囲骨のスウェージングを行い、完全埋入縫合します。
術前のパノラマです。
インプラント埋入後のパノラマです。
2010.06.25
症例集(オペログ)
ストローマンティッシュレベル&GBR
今日の症例は、右下6番部位のシングルインプラントです。
レントゲン的に骨質が良くないのと、歯槽頂の骨が陥凹しています。
下歯槽管までの距離がぎりぎりでしたが、ストローマンティッシュレベルWN10mmをしようしました。
骨縁の骨が少し足りなくなりましたので、Bio-ossとCGFにてGBRを行いました。
初期固定は十分でしたので、3か月で2時オペの予定です。
術前の埋入部位です。角化歯肉は十分にありますが骨形態がやや陥凹しています。
CGFの下にBio-ossを填入して半埋伏縫合していきます。
術前のパノラマです。
術後のパノラマです。