2010.08.25
症例集(オペログ)
スプラインHAの抜歯早期単独埋入
今日のオペは、昨日までと打って変わって、下顎の抜歯早期埋入で単独植立でしたから簡単で、オペ時間は写真を撮りながら10分程度です。
下顎4番部位にスプラインHAの3.75Φ13mmを埋入しましたが、骨質もクラス2で初期固定も30N取れました。
唯一頬側の骨がやや不足していたので、埋入深度を深めに取り、近遠心にボーンカウンターシンクを形成して埋入したことくらいです。
埋入窩形成後にボーンカウンターシンクを形成します。
スプラインHA3.75Φ13mmをエンジン埋入します。
2010.08.23
症例集(オペログ)
上顎の難症例へスプラインHAとCGF
お盆休みが過ぎてまた、インプラントのオペが多くなってきました。
今日も午前、午後にオペがあり、このケースも上顎の難易度の高いケースです。
リッジが狭く、なおかつ骨質クラス4の前歯部とクレスタルボーンハイト3mmの臼歯部への埋入です。
上顎2,2の部位と左側4,6部位への4本の埋入をしました。
使用したフィクスチャーはスプラインHAで、前歯部はゼノグラフトとCGFメンブレンでのGBR併用です。
臼歯部は、ソケットリフトの補てん材として、CGFとゼノグラフトを使用しました。
右側6番部位のクロスセクショナル画像です。ほとんど骨の厚みがありません。
オステオトームで骨孔の形成をしたところです。
CGFを填入中です。
右側2番部位のGBRには、ゼノグラフトとCGFメンブレンを使用しています。
術後のパノラマです。
2010.08.23
症例集(オペログ)
上顎の狭小歯槽堤へのスプラインHA埋入
今日のオペは、上顎左側1,2番部位の口蓋裂による欠損にインプラントを埋入しました。
近遠心的なスペースは、14mmとやや狭いことと、側切歯部にはほとんど骨がないので、中切歯部に1本のスプラインHAを埋入し、遠心カンチレバーのクラウンの補綴を計画します。
埋入部位の今頬側骨の保存のため、スプリットフクレストを行い埋入しましたが、骨質がクラス4で形態もいびつであったので、ゼノグラフトをもちいてGBRを行いました。
ノ
ノーベルガイドでシミュレーションを行います。
フラップを展開したところです。
スプリットクレストのために、縦にスプリットを入れています。
スプラインHA3.75Φ11.5mmを埋入しました。ポジション的には、良好です。
2010.08.19
症例集(オペログ)
スプラインHAでサイナスリフト&ソケットリフト
この患者さんは、全顎的なインプラント治療のため、長崎から来られています。
現在左上34番のみ残存していて、可撤性のデンチャーを使用してもらっています。
インプラントのオペは、上顎洞の部位のインプラントと前歯部のGBR併用のオペとを分けて行います。
今日は、左上の6番部位のソケットリフトと右上のウインドウテクニックでのサイナスリフトと同時埋入をしました。
午前のインプラントオペに引き続き上顎洞のHAインプラントのオペです。
左上は基底骨が3mmありましたので、通常にCGFとオスフェリオンでスプラインHA3.75Φ10mmを埋入しました。
右側は2本埋入ということと基底骨が両部位とも1~2mmでしたので、安全策でウインドウを開きスプラインHA3.75Φ10mmと5.0Φ10mmを埋入ました。
右上6番部位のCT画像です。
右上5番部位のCT画像です。
左上のソケットリフト部位です。すでにCGFとオスフェリオンが填入してあります。
右上のラテラルウインドウをピエゾサージェリーで開いたところです。
CGFを填入し、インプラント埋入を埋入しました。
インプラント埋入後のパノラマです。
2010.08.19
症例集(オペログ)
スプラインインHAプラントでソケットリフト&CGF&オスフェリオン
この患者さんは、重症の歯周病で多くの歯を抜歯しなくてはならなくなりました。
入れ歯にすると、残っているはの負担が大きく、さらに歯を失う可能性が高いので、インプラントの治療を希望されました。
今日は、右上に2本のスプラインを埋入しました。
4番部位は既存骨に3,75Φ10mmが埋入できました。
6番部位は基底骨が1~2mmでしたが、CGF(血小板フィブリンゲル)とβ-TCPを併用しました。
使用したフィクスチャーは5.0Φ8mmです。
今後、エムドゲインを使用して歯周病を治療していきますが、その場合にもCGFは有効になるかもしれません。
術前の埋入部位です。6番部位は抜歯後8週の早期埋入になります。
6番部位のCT画像ですが、基底骨ほとんどありません。
まずCGFを填入します。
それから、オスフェリオンを填入します。
インプラント埋入後のパノラマです。
6番部位は歯槽頂にもある程度の骨再生が期待できます。