2011.03.13
症例集(オペログ)
上顎側切歯のスプラインHA抜歯早期埋入
今日のオペは、上顎2番部位のスプラインHA抜歯早期埋入のけーすです。
5年目に全顎の補綴を終了してメインテナンスを継続していた患者さんで、学会で良く発表に使わせていただいているケースです。
もともと歯ぎしりがひどいということもあったのですが、失活歯の2番が栗の皮を咬んだ拍子にバキッと音がして、ぐらついてきました。
唇側にアブセスができて、炎症が起こっていたので歯根破折と診断し、昨年の暮れに抜歯しました。
抜歯時に唇側の骨が裂開しているのが確認できていましたので、GBR の準備もしてオペに臨んだのですが、結果的にやや深めに埋入することで対応できました。
全顎治療が終了した時の写真です。
延長ヒーリングアバットメントを装着して1回法です。
埋入前のレントゲンです。3番4番にもやはりスプラインHAを入れています。
スプラインHA3.75Φ8mmを埋入しました。
2011.03.04
症例集(オペログ)
CGFとスプラインにて上顎ソケットリフト埋入
今日のオペは、上顎の56欠損部位にCGFを骨補てん材としてスプラインHA3.75Φ10mmと5.0Φ10mmを埋入しました。
シュナイダー膜の挙上必要量が5mm以上の場合は、Bio-ossかβTCPを併用しますが、今回は2~3mmでしたので、患者さんの静脈血か生成したCGFのみで、ソケットリフトを行いました。
初期固定も取れていますので、3か月後にアバットメント装着して仮歯を入れる予定です。
CGFをソケットに填入しながらオステオトームでサイナスリフトを行っています。
5,6番部位にスプラインHAを埋入後です。
6番部位の不透過像はCGFによるものです。
2011.03.03
症例集(オペログ)
アストラテックインプラントの上顎抜歯早期埋入
今日は、アストラインプラントの抜歯早期埋入でした。
上顎35番部位に4.oSTの8mmと11mmを2本埋入しました。
全顎的な治療が必要なケースですが、治療費に制約があるため上顎は5番までの短縮歯列で補綴を行います。
C4で抜歯後、2か月経過していますが、歯槽堤はまだ凹凸があります。
歯槽堤の幅もレギュラーサイズのインプラントが収まる程度にはありますし、付着歯肉の量も十分です。
5番部位の骨の厚みが8mm程度でしたが、ソケットは行わずに既存骨の範囲内でインプラントを行いました。
初期固定も25N/cm以上取れていますので、2か月後に2次オペを行う予定です。
術前の埋入部位ですが、犬歯より後ろ第1大臼歯までが欠損しています。
フラップを展開したところです。骨幅は6mm以上はあります。
気持ち骨縁下へフィクスチャーを埋入しました。
術後のパノラマです。
2週間後に左上5番部位にインプラント埋入します。
2011.03.02
症例集(オペログ)
ストローマンティッシュレベルを上顎ソケットリフト埋入
今日のオペは、右上6番部位にソケットリフトでストローマンティッシュレベルWN8mmを埋入しました。
術前のレントゲンから既存骨が6mmあるのがわかりますので、ソケットリフトには適したケースです。
βTCPを補てん材として、オステオトームテクニックで埋入窩を形成し、埋入しました。
初期固定も十分でしたので、3か月でスクリューリテインのメタルセラミックスで補綴予定です。
オステオトームにてソケットリフト中です。
術前のデンタルレントゲン写真です。
術後のレントゲンです。
2011.03.02
症例集(オペログ)
ウインドウテクニックのサイナスリフトとスプラインHAの埋入
先週のオペですが、右上567番部位にウィンドウテクニックでサイナスリフトを行い、スプラインHAの3.75Φ10mmと5.0Φ8mmを埋入しました。
通常は46番部位に埋入するのですが、4番部位には外側にも骨欠損があり、サイナスもかかっていたため、56番部位に埋入して、近心へのカンチレバーポンティックとすることにしました。
ウインドウは、シュナイダー膜を穿孔しないように、ピエゾサージェリーを用いて開窓し、静脈血から生成したCGFとBio-ossを補てん材として使用しました。
術前のCT画像ですが、4番部位に大きな骨欠損があります。
おなじ部位のクロスセクショナル画像です。歯槽頂の骨は2mm程度の厚みしかありません。
フラップを開いたところです。
ピエゾサージェリーを用いてウィンドウを開窓しました。
インプラントの埋入窩を形成後に補てん材を填塞したところです。