2015.02.17
症例集(オペログ)
ストローマンボーンレベル4.8mmΦ×10mm埋入
今日の午前中のオペは、右下6番部位にワイド径のボーンレベル10mmをシングルスタンドで埋入しました。
抜歯から8週間での埋入は、抜歯早期埋入といって当医院では最も多く用いる手法です。
もし、骨の欠損があったとしても、歯茎が完全に治癒しているので人工骨を補てんしたり、結合組織を移植したりリカバリーが容易です。
しかも、ワイド径のSLActiveを使用して、35Nの埋入トルクも出ているので、ほぼ4週間で補綴へ移行できます。
つまり、抜歯から3.5か月後には、治療が終わってしまいます。
2.8mmツイストドリルで方向と深度の確認作業を行っています。
使用するインプラントは、世界ナンバーワンシェアのスイス製ストローマンインプラントの新製品SLActiveです!
超親水性の表面性状のため、血液が勝手に上がってきます。
術後のレントゲンです。オペ時間はゆっくり行って17分ちょうどでした。
2015.02.12
症例集(オペログ)
下顎の6番部位へストローマンボーンレベル埋入
上顎も6番までの症例のため、左下6番部位にストローマンボーンレベルRC4.8Φ×10mmを埋入しました。
この患者様は、17年前に右下、10年前に左上にそれぞれ2本のストローマンインプラントを埋入していますので、今回は3回目のインプラントを受けていただくことになります。
この方のように、一度インプラントを経験された方は、次にもインプラントを希望されることが、圧倒的に多いです。
症例としては、骨のボリューム、角化歯肉ともに充分にあり、骨質も良好と予想される症例でした。
ただ、このようにどこにでも埋入できるようなケースほど、埋入ポジションが理想的な位置とずれやすいということもあります。
術前にCTにてプランニングを行い、フリーハンドで計画通りのポジションに埋入することを狙いました。
オペの時間も、約20分程度で無痛的に終了しました。
術前のCTでのプランニングです。オレンジ色の部分が計画上のインプラントです。
術前の埋入予定部位です。初心者でも取り組みやすいケースですが、上級者としては如何に短時間で正確な手術を行うか、が要求されます。
インプラントが埋入された状態の画像です。
術後のレントゲンです。理想的なポジションに埋入されています。
右下の穴あきのインプラントもホローシリンダータイプと言って、初期型のITI(ストローマン)インプラントです。
2015.02.10
症例集(オペログ)
下顎6,7番部位にストローマンSLActive2本平行に埋入しました。
今日のオペは、下顎の6、7番の遊離端欠損で、インプラントでなければ取り外し式の部分義歯を入れなくてはならないケースなので、インプラントの利点が最大限に発揮されます。
2本のストローマン社製ボーンレベルインプラントのSLActiveを使用しました。
サイズは、直径4.1Φのレギュラーで、長さは8mmと10mmです。
埋め込む場所は、すでに抜歯されてから年数が経過している、いわゆる成熟部位(mature site)です。
初期固定も35N以上で、良好でしたので4週間後に型取りをしてセラミックの歯を装着します。
治療前のCTの画像上でプランニングをします。
アライメントピンを使いながら、できるだけ平行に入るようにしていきます。
インプラントの埋入が終了した状態です。全く痛みを感じることなく25分程度で終わりました。
オペ後のレントゲンです。
2015.02.06
症例集(オペログ)
下顎へ5本のストローマンSLActiveを埋入
先月のオペですが、下顎の左下2番から右下7番までの9歯欠損に対して、5本のインプラントを埋入しました。
下顎前歯部を2本のインプラントで4本ブリッジとして、3番から7番を1歯とびで3本のインプラントで5本のブリッジとします。
使用したインプラントは、現在世界ナンバーワンシェアを持ち、100か国以上で使用されているスイスのストローマン社のSLActiveという最新のインプラントです。
1か月程度で治癒しますので、今までの3か月待つタイプのものに比べると患者様も早く固定式の義歯へ移行できて喜ばれると思います。
使用したストローマン社のSLActiveです。
適正なポジションへ5本のインプラントを同時に埋入しました。所要時間は約30分でした!
オペ前のCT画像でのインプラント埋入プランニングです。
ドイツのシロナ社のギャラクシスというシミュレーションソフトを用いて行います。
オペ後のレントゲン写真です。平行性と位置関係も良好です!
2014.11.07
症例集(オペログ)
上顎6番部位へのSLActiveをソケットリフトで埋入
患者様は、23歳の男性です。今から50年以上もこのインプラントを使っていっていただかないとならないので、責任重大です。
まずは、耐久性が信頼できるものといえば、やはりスイス製のストローマンインプラントをおいて右にでるブランドはないと思います。
このインプラントはすでに発売から40年以上たっていますし、さらに改良を加え続けていますので50年に耐えられる可能性が高いです。
手術はβ-TCPを補てん材として、ソケットリフトでストーローマンボーンレベルインプラントの最新の表面性状を持つSLActiveを用いました。
SLActiveは、従来のSLA構造は同じですが、生理食塩水に保存して出荷されるために、チタンのエイジングによる劣化を防ぎ、早期に骨との結合が完了するために、歯が入るまでの期間が2週間ほど短縮が可能となっています。
術前の埋入のプランニングですが、上顎洞へ2~3mmのリフトが必要です。
β-TCPを補てん材として、オステオトームによるソケットリフトを行っています。
ストローマンインプラントの最新の表面性状であるSLActiveです。
術後のレントゲンですが、問題なくシュナイダー膜が挙上されているのがわかります。