今日のオペは、久しぶりに侵襲度の高いオペでした。前歯部の骨幅が極端に薄く、どうしても骨を作る必要がありました。
まずは、既存の骨をドリリングするとかなりの量の骨が無駄に無くなってしまいますので、スプリットコントロールという器具を使って、インプラントの埋め込みのスペースを押し広げていき、最大限に骨を温存します。
その上で、不足する量をGBRで造成しました。
このような場合、以前は患者様のオトガイ部分から(顎の前方部)くりぬいた骨を粉砕して使用していましたが、術後の経年的な吸収が起こるのと、術後の不快症状が大きいので、最近はヨーロッパで主に行われている方法に切り替えました。
それでも、骨の材料を歯ぐきでカバーするために、切開が大きくなりますので、腫れや痛みが出やすいです。
初期固定は十分にとれましたので、4~5か月くらいで補綴できると思います(*^^)v
前歯部スプリットクレストGBR
日付: 2009年4月27日 カテゴリ:症例集(オペログ)