今日のオペは、中切歯の歯根破折で抜歯と同時にインプラントを埋入するものです。
中切歯の場合、最も審美性に気を使いますが、このEBIインプラントはプラットフオームスイッチのアバットメントが使えますので、深めに埋入することで歯肉のリセッションに対応できます。
極端な話、プラットフォームの辺縁が骨内に埋まった状態でもいいわけです。
プラットフォームから辺縁歯肉までの距離に応じて、カフの長さの違うアバットメントを選択すればいいわけです。
EBIインプラントの原型であるストローマンインプラントだと、プラットフォームが補綴物のマージンとなりますから、あまり歯肉縁下深くに埋入するとマク ロギャップ由来のインプランタイティス(インプラント周囲炎)を引き起こすリスクが出て来るので、埋入深度を設定するのにとても気を使っていました。
今回のケースは、根尖周囲に骨の吸収がありましたので、初期固定がほとんどとれていません。
しかし、固定式の仮歯でインプラントを保護していますので、たぶん大丈夫と思います。
インプラントの進化により、術者も患者も楽になりましたね!
EBIで抜歯即時はとっても楽!
日付: 2009年2月10日 カテゴリ:症例集(オペログ)