今日のオペは、上顎の骨が少ないケースで、CTでシミュレーション後に、スプラインHA3.75Φ10mmと5.0Φ8mmをCGF、オスフェイオンを補てん材としてソケットリフトで埋入しました。
既存骨は4番部位6mm、5番部位5mmでソケットリフトの適応症ですが、15年前に上顎左右にインプラント治療をして、数年で脱落した経験をお持ちの患者様でした。
福岡でもインプラントで有名な歯科で治療を受けられていますが、それだけ上顎の骨のないケースは難しいということでしょう。
CGFを作るための静脈血の採血がやや難しかったですが、インプラントの埋入はそれほど気を使わずにできました。
ただ、骨が相当固くリフティングバーでのドリリングができなかったためFGダイアモンドバーを使用して、注意深くソケットを形成しました。
ソケットリフトの補てん材として、CGFとβ-TCPを使用します。
採血管4本分のCGFです。
スプライン埋入後の所見です。
埋入後のパノラマです。かなりのボリュームでシュナーダー膜が挙上されているのが、わかると思います。