今日の症例は、左下3,4,6番部位に3本のスプラインHAを埋入しました。
3番は歯周疾患で抜歯、4番は残根状態で抜歯し、治療回数と期間の短縮のために即時埋入を行いました。
3番部位の舌側の骨板が吸収されていて、他の部位の歯槽堤の幅も制限がありました。
不要な部分の骨と歯槽頂の薄い骨を削除し、3番部位へGBRを行いました。
歯槽堤の幅が薄く、舌側、頬側へ穿孔しないように、最大の注意を払う必要がありましたが、ど真ん中へしっかり埋入ができました。
4番部位のインプラントは遠心側の歯槽堤の厚みがうすかったので、やや3番よりへ埋入しましたが問題はないかと思います。
初期固定も十分でしたので、2か月後にアバット立ち上げでプロビジョナル装着します。
あと1か所右側の5番部位にもインプラント予定ですが、下顎の歯列矯正により埋入スペースを確保してからの埋入となります。
抜歯後にフラップを展開したところです。フラップレスですると失敗のリスクが高まるケースですね。
埋入後に骨欠損部へ自家骨を填入します。
CGFメンブレンにて被覆、縫合します。
術後のパノラマです。