今日の症例は、下顎の成熟側に2本のスプラインHAを埋入しました。
この患者様は、私が12年前に全体治療をしていた方ですが、当時右下の狭小な歯槽堤に対して審美的なインプラントは難しく、やむなく右下2,3番と8番で6ユニットのロングスパンブリッジを装着しました。
右下3番の歯髄壊疽と8番のメタルコアのセメント溶解で再治療となったため、今回はインプラントの補綴を計画しました。
術前のCTでType4の骨質であることが分かったため、HAサーフェイスのインプラントを選択しました。
4番部位の頬側に少し裂開がしょうじましたので、歯槽頂から採取した自家骨を補てんしました。
更に歯槽頂の吸収を見越して、やや深めの埋入を行いました。
4番部位のスプラインHAは3.75Φ10mmを深めに埋入しボーンカウンタリングを行いました。
術後のパノラマです。