患者様は、23歳の男性です。今から50年以上もこのインプラントを使っていっていただかないとならないので、責任重大です。
まずは、耐久性が信頼できるものといえば、やはりスイス製のストローマンインプラントをおいて右にでるブランドはないと思います。
このインプラントはすでに発売から40年以上たっていますし、さらに改良を加え続けていますので50年に耐えられる可能性が高いです。
手術はβ-TCPを補てん材として、ソケットリフトでストーローマンボーンレベルインプラントの最新の表面性状を持つSLActiveを用いました。
SLActiveは、従来のSLA構造は同じですが、生理食塩水に保存して出荷されるために、チタンのエイジングによる劣化を防ぎ、早期に骨との結合が完了するために、歯が入るまでの期間が2週間ほど短縮が可能となっています。
術前の埋入のプランニングですが、上顎洞へ2~3mmのリフトが必要です。
β-TCPを補てん材として、オステオトームによるソケットリフトを行っています。
ストローマンインプラントの最新の表面性状であるSLActiveです。
術後のレントゲンですが、問題なくシュナイダー膜が挙上されているのがわかります。