今日のオペは、サイナスリフト+GBR+ピエゾサージェリー+CGFを用いたスプラインHAの同時埋入のケースでした。
4度歯周病で2月に当医院にて抜歯しましたが、CT画像を見ると歯槽骨が完全に欠損して陥凹していました。
基底骨厚みも幅もないため、ウインドウテクニックでサイナスリフトを行い、同時に頬側にBi0-oss と Bio-guardでGBRも行いました。
また、静脈血から生成したCGFをサイナスの中とバイオガイドの下の2か所に挿入しました。
フィクスチャーを支持する骨がほとんどないのですが、4か月程度で2次オペを行い、5か月で補綴予定です。
チタンサーフェイスでは、このような1回法のオペはできませんが、HAならではのオペですね。
オペ前の3D画像ですが、埋入部位の骨が陥凹しています。
クロス画像ですが、厚みが2~3mmで頬側がほとんどありません。
ピエゾを用いてウィンドウを空けたところです。
頬側にわずかに骨のブリッジが残存しました。この周りにもバイオスを添加して、バイオガイドでカバーして完全埋入縫合をしました。
術後のパノラマレントゲンです。