2015.03.25
未分類
上顎前歯部のGBR同時インプラント埋入
先週のオペですが、忙しくてアップが遅くなりました。
左上の中切歯から犬歯まで3本の前歯が欠損した女性の患者様です。
抜歯から8週間たっていますので、いわゆる抜歯早期埋入ということになります。
術前のCTで、頬側の骨が足りないために、埋入と同時にGBRを行う予定でしたので、歯茎が完全に治癒する8週間を待時してのオペとしました。
抜歯から8週間後です。左上の前歯から犬歯まで3本が欠損しています。
術前のギャラクシスというプランニングソフトによる埋め込みの計画です。
最近は、従来のSLAという表面性状のインプラントの在庫がはけてきたので、ほとんどがこのSLActiveとなっています。
埋入後には頬側に骨の裂開が見られます。
Bio-ossとBio-guideの黄金コンビで埋入と同時法のGBR(Guided Gone Regeneration)です。
術後の痛みや腫れもなく順調に経過中です!
オペ後のレントゲンです。
2015.03.19
症例集(オペログ)
下顎5,6番部位にGBR併用のストローマンSLActive埋入しました。
今日のオペは、右下の5,6番部位に2本のストローマンボーンレベルインプラントのRC 4.1Φ×12mmを埋入しました。
5番部位は、頬側の骨が欠損しているのがわかっていましたので、GBR同時埋入の予定でオペに臨みました。
6番部位には、歯槽頂から頬側にかけて骨の膨隆があり、歯槽提の形態を整えるためにもこれを除去する必要がありましたので、除去した骨を5番部位の頬側に移植してメンブレンで被覆しました。
初期固定は十分でしたが、骨質がClass4のため、通常ならば3か月程度は待時して補綴するケースですが、SLActiveですから6週くらいで行けるかもしれませんので、楽しみです。
術前のシミュレーションソフトでの埋入ポジションです。
6番部位には余分な骨がありましたので、マイセルで削除しています。
あくまでも平行性にはこだわります。
超親水性の表面性状を持つストローマンSLActiveインプラントは、生理食塩水のアンプルに入っています。
インプラントの埋入が終了した状態ですが、5番の頬側に骨の裂開が認められます。
裂開部位に自家骨のチップをおいて、コラーゲンメンブレンにてカバーしたところです。
埋入後のパノラマレントゲン写真です。完璧なポジションに入っています。
2015.03.14
症例集(オペログ)
上顎無歯顎へ8本埋入計画のうち4本埋入しました。
この患者様は、上顎に1本も歯が無く、オールオン4を希望されて来院されましたが、CTを撮影したところオールオン4の適応ではありませんでした。
骨移植なしで埋入できる場所は両側の上顎結節の部分だけでしたので、この場所に2本とと前歯部にGBRを行い2本のインプラントを埋入して、合計4本のインプラントでインプラントオーバーデンチャーを提案しました。
しかし、この患者様はどうしても固定式の義歯にしてほしいという希望が強いため両側の中間部にもサイナスリフトを行い左右2本ずつのインプラントを埋入して、固定式のボーンアンカードブリッジとする計画です。
今日は、前歯部2本と上顎結節部2本の4本を埋入しました。
術前の埋入のシミュレーションですが、両側7番部位以外はすべて骨造成が必要なケースです。
上顎2番部位では、唇側に裂開が生じています。使用したのは、ストローマンボーンレベルRC 4.2Φ×10mmです。
歯槽頂から削除した自家骨のチップとBi0-ossとBio-guideにてGBRを行っています。
上顎結節部位にはストローマンボーンレベルRC 4.8Φ×8mmを埋入しました。
計画通りのポジションに4本のインプラントが正確に埋入されています。
2015.03.07
症例集(オペログ)
下顎6番部位にスプラインワイド径インプラント埋入!
今日のオペは、左下6番部位にスプライン5.0Φ×8mmを通常埋入しました。
7番部位には、昨年の9月にGBRと同時埋入のスプライン8mmが入っています。
6番が歯根破折で、近心根相当部に骨欠損が残っていたので、やや遠心に埋入となっています。
7番のインプラントは同時に2時オペも行っていますので、2か月後に上部構造製作のための印象採得へ移行できると思います。
7番部位には、粘膜下にインプラントが入っています。
6番部位にスプライン埋入したところです。
7番は同時に2次オペ、6番は1回法で通常埋入です。
術後のレントゲン写真です。
2015.03.06
症例集(オペログ)
セレックガイドとストローマンガイドを使用して手術!
今日のオペは、左上の5,6番部位にセレックガイドを使用して、ストローマンのボーンレベルRC 4.1×8mmを2本埋入しました。
ギャラクシスというプランニングソフトで、上顎洞底ぎりぎりまでドリリングして8mmのインプラントを2本計画しました。
近遠心的な、スペースが少なく小臼歯形態で2本分のスペースでしたので、あえてワイド径のインプラントは使用しませんでした。
上顎洞底から8mmでプランニングをしたところ、若干骨の高さが足りない可能性があったので、オープンサージェリーとして、歯槽頂部分に周囲から自家骨を補てんして、完全埋入縫合としました。
セレックガイドは、医院内で製作できるためコストがあまりかからず、便利に使用できますので、1~2歯までのケースでは最近はほとんどセレックガイドでガイデッドサージェリーをしています。
5番部位にセレックガイドとストローマンガイドの組み合わせでオペをしています。
術前のオペ部位です。
インプラント埋入後に自家骨移植が終了したところです。この後、完全埋入縫合で終了しました。
術後のCTでは、上顎洞底までの骨を余すところなく使用して埋入されています。