2009.01.08
症例集(オペログ)
抜歯窩インプラント
今年2つ目のオペは、抜歯窩へのストローマンインプラントの早期埋入です。
抜歯窩の骨は、硬いところと新生骨で柔らかいところがまじりあっていますので、目的の場所へドリリングするのが難しいので気を使います。
どうしても、柔らかいほうへドリルが流されますので、それを止めながらドリルの側面に力を入れながら、既存の固い骨を削っていきます。
埋入深度もこれから上がってくる歯槽頂を見越して、深くなりすぎないように埋入します。
術後の写真では、抜歯窩で歯肉の厚みが均一でないため、変な感じですが3ヶ月後の補綴時には、均等に5mm幅の角化歯肉ができているはずです。
2009.01.06
症例集(オペログ)
ソケットリフトで単独植立
年明け最初のケースは、上顎5番部位単独植立のソケットリフトです。クレスタルボーンハイトは8mm、骨幅は十分、骨質もX線的にはノーマルです。上顎の 場合、できれば11mmを埋入したいので、ソケットリフトを併用した同時埋入としました。補填剤はβTCP単味としました。
術後レントゲンからわかるように、約5mmのリフティングがなされています。
使用したフィクスチャーは、サイブロンプロEXTです。
ノーストレスで20分で終了しました(^-^)
年明けから幸先いいです(*^^)v
2008.12.19
症例集(オペログ)
ノーベルスピーディー
今日のオペは、、、初めてのノーベルインプラントです。11月に日本でやっと認可の下りたスピーディーグルービーをさっそく導入しましたので、その記念すべき第1症例です。
患者さんは、2年前から上顎中切歯の歯根破折のためにインプラントを検討しておられた30代女性です。
治療計画は、フラップレスのイミーディエートプレースメント、わかりやすく言うと歯を抜いて、歯茎を開かずに同時にインプラントを埋め込むことです。
利点は、外科治療が1回で済むことと、抜歯後早期埋入に比べて治療期間が1か月ほど短くなること、手術時間が短くて済むこと、術後の腫れや痛みが少ないこと、など多くあります。
欠点は、周囲骨の状態によってはできないこと、初期固定が取りずらいこと、感染のリスクが高くなること、などです。
使用したインプラントはプラットフォーム径4.1mmでフィクスチャー径4.0mm、長さ15mmのスピーディーインプラントです。
長さは13mmでもよかったのですが、鼻腔底までの距離が十分であったのと歯槽幅径もありましたので、より長い15mmインプラントで初期固定をとることで、セラミック歯の装着までの期間を短縮することができます。
この新タイプのインプラントの特徴である、初期固定の得やすさは抜群ですね!
埋入時トルクは抜歯窩にもかかわらず35N出ました!
インプラントの埋入後に仮歯が入ったところです。向って右側の歯にインプラントが入っています。
2008.12.16
症例集(オペログ)
下顎6番追加埋入
今日のオペは、下顎6番部位のアーリープレースメント(抜歯後6週)でした。
顎堤の幅と角化歯肉の幅も十分でしたので、フラップレスの埋入を行いました。
時間は10分程度で終了です。うちの医院では完全滅菌体制でオペを行いますので、消毒とドレーピングに20分かかります。準備の割にはあっという間のオペです。
7番部位には前に単独植立を行っていて、補綴に至る前に6番が破折したケースです。
使用したフィクスチャーはストローマンワイドネックインプラントの10mmです。初期固定も35N以上ありましたので、6週で補綴物の制作に入ります(*^^)v
2008.12.11
症例集(オペログ)
上顎6番ソケットリフト
今日のオペは、上顎6番部位の単独植立のソケットリフトケースです。
上顎洞底までの距離は7mmでしたので、βTCPのオスフェリオンを骨補てん剤に使用して、サイブロンプロEXの11mmを埋入しました。
埋入方向は、前方の5番と平行にしています。6番は近心傾斜していますので、補綴前矯正(MTM)でアップライト予定です。
サイブロンインプラントは、プラットフォームスイッチングのアバットメントが用意されていますので、ヒーリングキャップもそれ用の根元が細くなったものを使用しています。
手術時間25分でした。