2009.05.29
症例集(オペログ)
下顎7番EBIボーンレベル埋入
一昨日のオペでしたが、4月7日に反対側の下顎7番にEBIを骨縁埋入した患者さんの右側下顎7番部位の同じくEBIです。
抜歯早期のステージでしたので、骨の添加を見越した埋入深度の設定が肝心です。初期固定がやや緩いので3か月以上の待時が必要です。
シングルインプラントの場合は、近遠心的なポジションもごまかしがききませんので、隣在歯との距離を正確に採らなければなりません。
術前のパノラマです。左は成熟側、右は抜歯窩埋入となります。
均等な埋入深度と角度、隣在歯との距離が得られています。(*^^)v
2009.05.25
症例集(オペログ)
下顎67EBI+strarumann healing abutment
久々に下顎遊離端欠損の骨量が豊富な症例でしたが、角化歯肉の幅が3mmでした。
慎重に慎重に切開線を入れて正確に1.5mmずつを頬舌側に配分しました。
EBIインプラントの4.8mmスタンダードプラットフォームを2本埋入しましたが、粘膜の厚みが少ないため、プラットフフォームシフトができません。
それで、アバットメントはストローマンのものを使用することにして、ヒーリングアバットメントもストローマンのものを使いました。
骨質がクラス4でしたが、35N↑で固定できました。これは、EBIインプラントネック部分のマイクロスレッドの恩恵だと思います。
骨は十分ですが、歯茎が足りない((+_+))
オペ時間は約20分、普通に終了しました。(*^^)v
2009.05.22
症例集(オペログ)
EBI上顎抜歯即時埋入自家骨補填
今日のオペは、上顎の4,7番の残根を抜歯し、4番部位に即時埋入、6番部位に成熟側埋入を行いました。
補綴は4,6支台のブリッジとします。
4 番の歯根が大きくて、かなりの量のインプラントと頬側骨壁との隙間HDD(Horizontal defect diameter)が生じましたが、幸い周囲に豊富な骨がありましたので、ボーンスクレイパーにて採取した骨を填塞しました。周囲骨のボリュームが減少す ることで、抜歯窩も軟組織でほぼ被覆することができました。
このとき、頬側の薄い骨をすこしスウェージングしてあげると1次閉鎖がさらに容易になります。
4番部位の頬側に大きく開いたHDD。
周囲骨の填塞とスウェージング。
大きな抜歯窩も軟組織でカバー終了です。
2009.05.15
症例集(オペログ)
上顎に抜歯窩残存ケース
今日の上顎ソケットリフトは、既存骨が最低でも5mmありましたので、イージーケースと思っていたところ、フラップを開けてみると6番相当部に大きな穴が開いていました。
抜歯窩に軟組織が迷入し上顎洞底粘膜とつながった状態で安定してしまったのでしょう。
穴の直径は約4mmで、インプラントプローブをそっと挿入すると骨はなく、シュナイダー膜に触れる感じで、柔らかい弾力を感じました。
埋入予定位置より1.5mmほど後ろのところに開いていましたが、しょうがないのでこの穴に補てん剤を詰め込んでシュナイダー膜を挙上し、予定通りのEBIワイドボディー11mmを埋入しました。
7番部位は、9mmの骨高径がありましたので、同じくソケットリフトで11mmを埋入しました。
ぽっかり空いた歯槽頂の穴
術前のパノラマでは、まったく予想できません。
しかし、CTを取っていたとしてもすることは同じでしょうね。
フィクスチャー周りに骨補てん剤の密度が少ないようですが、たぶん軟組織のイレギュラーな厚みのせいでしょう。
骨に置換されるまでレントゲンの追跡をしてみます。
2009.05.13
症例集(オペログ)
抜歯窩ソケットリフト+GBR
今日のオペは、上顎の2,4,5番部位に3本のHAインプラントを埋入しました。
4番部位は5mmの厚みがありましたので、初期固定十分も十分でしたが、
抜歯後3週のほとんど既存骨のない上顎5番部位では当然初期固定はとれませんでした。
オステオトームを使うというほどもなく、ただ補てん剤とともにフィクスチャーを押し込むという感じですね。
かなり、経験が必要とされる埋入です。
2番部位は、頬側に骨欠損がありましたので、自家骨とゼノグラフトのGBRを行いました。
麻酔の効果が十分でしたので、ゆっくり慎重にオペして約50分でした。
最近、またHAのケースが増えてきました、、、、。