2009.11.27 症例集(オペログ)

EBI 抜歯即時フラップレス埋入1

上顎の2~2欠損にインプラントブリッジの補綴をしていきます。 埋入したインプラントはストローマンのBoneLevelです。 骨縁に埋入し、抜歯窩の欠損部にはGBRを行いました。 このケースの難しいのは、欠損スペースが3歯分しかなく、プロビジョナルで審美性を確認したのですが、やはり4本の歯を入れる必要がありましたので、フィクスチャーと3番の距離が近接してしまうことです。 それで、両側切歯部位の埋入ではなく、右上1番と左上2番部位の埋入とし、右上2番はカンチレバーとします。 Straumannのボーンレベルは補綴用のアバットメントが多数選択できるので、このような審美性が難しいケースにも安心して使用できます。 術前の前歯部です。3前歯ですが、患者さんはできるだけ審美性の高いスマイルを望まれています。 フラップを展開したところですが、骨の厚みがたりません。 ストローマンボーンレベルを骨縁埋入し、唇側にはGBRします。 ストローマンインプラントの完全埋入ケースです。

2009.11.25 症例集(オペログ)

上顎のEBI埋入

歯周病で歯を失われた方のインプラントです。 右上の欠損部にEBIを埋入しました。 骨質も良好で45Nの初期固定が得られましたので、2本で5本の歯を維持させようと思います。 本来はもう1本ほしいところですが、この患者さんの咬合力と顎位がわかっているからこその、判断です。 ただ、今後も左側の歯が失われていく可能性が高いですし、その時はできるだけ無駄の少ないインプラント計画を考えておかなくてはなりません。 なおかつ、ご自分の歯も極力有効に保存していくことも考えなくてはなりません。 歯周病で歯が少なくなっている方のインプラント計画は、長期的な展望を持って行っていく必要がありますね。

2009.11.12 症例集(オペログ)

オールオン4

ノーベルインプラントのスピーディーグルービーを4本用いて、上顎にフラップレス埋入を行いました。 ノーベルガイドというコンピュータ支援システムで埋入位置を決定し、それをもとにサージカルテンプレートを制作します。 制作は、データをインターネットで送信し、2週間ほどでスウェーデンで加工されて送られてきます。 手術は、粘膜を切開せずに約30分ほどで4本埋入しました。 初期固定も35N以上がとれましたので、仮歯を即時荷重でスクリュー固定で装着しました。 むしろこちらのほうが、結構時間がかかり大変でした。 これについては、今度報告します。 サージカルテンプレートを装着して、インプラントを埋入したところです。 インプラントは上顎洞の前壁の間に4本が、寸分の狂いなく埋入されているのがわかります。 奥のインプラントは、意識的に傾斜させて埋入します。 これにより、奥歯のところまで、インプラントが届くことになります。

2009.11.11 症例集(オペログ)

EBI抜歯即時

EBIインプラントを下顎4、7番部位に抜歯即時で埋入しました。 4番部位は歯槽骨の幅が狭く頬側に裂開がありましたので、歯槽頂の骨を削除し、骨幅を広げると同時に採取した骨を裂開のところに移植しました。抜歯窩は余った粘膜で骨膜切開せずに、ほぼ閉鎖することができました。 歯槽頂を削除するという単純なヒントで、GBRなし、裂開部位の移植材を自家骨でおこなう、粘膜の閉鎖を減張切開なし、の1石3鳥です。(*^_^*) 頬側の裂開部位に、自家骨をおいています。 歯槽頂の余った粘膜を有効利用します。

2009.11.11 症例集(オペログ)

ノーベル傾斜埋入

術前のレントゲンでわかるとおり、歯周病により6番部位の歯槽骨が広い範囲に7番部位まで欠損しています。 ノーベルのスピーディーグルービーを7番の遠心相当部より、傾斜埋入しました。 初期固定は、45Ncm以上とれましたので、即時荷重も十分行える状態でしたが、今回は通常荷重です。 上部構造は、マルチユニットアバットを使用してプロセラのCAD/CAMでインプラントブリッジを考えています。 術前の骨の欠損が大きいです。 埋入部位を遠心へ移動させて傾斜埋入することにより、侵襲の大きなGBR(骨造成)を回避しました。(*^^)v 埋入後のレントゲンです。 ノーベルスピーディーグルービーの埋入作業です。