2011.01.27
症例集(オペログ)
βーTCPとCGFの補てん材でカルシテックをソケットリフト埋入
今日のオペは、上顎7番部位の抜歯早期のソケットリフト併用埋入でした。
使用したインプラントはスプラインHA5.0Φ10mmです。
抜歯後2か月経過していますが、まだ抜歯窩は骨化しておらず、基底骨もCTのクロスセクショナル画像で2mm程度でした。
使用した補てん材は、βーTCPと患者様の静脈血から生成したCGFを使用しました。
初期固定もそこそこ取れていますので、抜歯窩が新生骨で満たされる3か月後には、2次オペを行い、その1か月後には補綴終了となる予定です。
白い顆粒がβーTCPで黄色い袋状のものがCGFです。
カルシテックインプラントを上顎7番部位に埋入後の状態です。
術前のレントゲンです。抜歯窩にはまだ影が残っています。
インプラント埋入後のレントゲンです。
2011.01.20
症例集(オペログ)
サイブロンインプラントの下顎成熟側埋入
今日は、右下の56部位の成熟側へのサイブロンプロEXの埋入をしました。
5番部位の頬側の骨がやや陥凹していて足りませんでしたので、舌側の骨縁から自家骨を採取して移植しました。
付着歯肉、骨量ともに豊富で特に何も問題なく、固定も十分に取れました。
プラットフォームスイッチのアバットメントが使用できるように、やや深めに埋入し、プラットフォームスイッチ用のヒーリングアバットメントを装着しています。
5番頬側には、自家骨を移植しています。
埋入後の状態ですが、付着歯肉の量も十分で何も問題ありません。
術後のパノラマです。
2011.01.19
症例集(オペログ)
スプラインHAの上顎臼歯部のサイナスリフト同時埋入
今日のオペは、上顎の567欠損部位にサイナスリフトと同時に3本のスプラインHAを埋入しました。
CT画像にて埋入シミュレーションを行いましたが、56部位と7番部位において上顎洞底の高さが著しく違うことで、7番部位のシュナイダー膜の剥離が難しいことが予想されました。
実際にウインドウをあけていくと7番部位に関しては完全に剥離挙上するのが難しかったので、7番部位に関しては歯槽頂からのアプローチを行いBio-ossにてソケットリフトを併用しました。
使用したインプラントは、56部位にスプラインHA3.75Φ10mmと7番部位にスプラインHA5.0Φ8mmです。
5,6番部位は、患者さんの静脈血から生成したCGFとbi0-ossを混和して補填しています。
完全埋入で終了し、4か月後に2次オペの予定です。
ウィンドウから補てん材とCGFを填入したのちに、インプラントを埋入しました。
7番部位は、先に歯槽頂アプローチでインプラントを埋入してあります。
埋入後のインプラントの状態です。
40ccの血液から、CGFを4つ作りました。
術後のレントゲンです。
2011.01.14
症例集(オペログ)
サイナスリフトと同時にスプラインHA埋入
今日は、上顎のサイナスリフトと同時にインプラント埋入を行いました。
左側上顎の6番部位にラテラルからウインドウを形成し、静脈血から生成したCGFと補てん材としてBio-oss を混合して補填しました。
使用したインプラントは、スプラインHA5.0Φ10mmです。
基底骨の厚みが5mm程度ありましたが、上顎洞底面の骨形態が上に凸となっているので、ソケットリフトのしにくいケースです。
万全を期するために、オーソドックスなラテラルウィンドウを開いてサイナスリフトと同時の埋入を行いました。
術前のクロスセクショナルのCT画像です。
ウィンドウを開けて、歯槽頂にインプラント埋入窩を形成しました。
bio-oss とCGFの混和物です。
左側上顎6番部位のインプラント埋入後のパノラマです。
2011.01.13
症例集(オペログ)
下顎遊離端欠損のサイブロンインプラント埋入
今日の午後のオペは、やはりサイブロンプロEXの下顎の4~7番部位の成熟側埋入でした。
4歯分の欠損で、対合歯に天然歯がそろっている場合、2本埋入ではやや心配なので3本を近心側2本と遠心側1本で設置するようにしています。
遠心側のインプラントはなるべく幅径が大きく長いものを選択します。
このケースでは、45番部位に4.1Φの11mm、7番部位の4.8Φの11mmを使用しました。
もし、後方の骨の条件が悪ければ、逆に4番部位に長いインプラントを使用し、67部位に2本設置することもあります。
埋入深度は、ティッシュレベルの深度としています。
初期固定もしっかり取れていますので、8週でアバットメントを装着し仮歯を入れる予定です。
通常埋入で、特記することはありません。
術後のレントゲンです。