2013.04.15
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上顎6番部位の抜歯窩にHA埋入
面白い症例があったので、ご紹介します。
1年ほど前に上顎左側6番を抜歯し、今回インプラントを希望して来院されました。
CT画像を見てみると、上顎洞の中にもこもこした形の不透過像が見られました。
顎堤部の歯槽骨から連続して皮質骨がつながっているため、どう見ても骨としか考えられません。
6番を抜歯する前には、長期間根尖性の歯周炎があり腫れを繰り返していたそうです。
炎症作用により上顎洞内に骨の増殖が起こったのでしょう。
幸いインプラントを埋入するのには都合が良いのですが、フラップを開いて見ると画像のように抜歯窩に骨が再生していませんでした。
抜歯窩の骨の再生が不十分です。
初期固定が取れないのは明らかでしたので、HA表面のインプラントを使用しました。
欠損部をコラーゲン膜でカバーして完全埋入としてオペを終了しました。
4か月後に 2次オペを行う予定です。
2013.03.12
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上顎中切歯のGBR併用インプラント同時埋入
先月のインプラントオペのケースをレポートします。
向かって右側の中切歯が欠損しています。
インプラントを埋入するべき歯槽骨がかなり少ないことがわかります。
術前のCT画像ですが、レギュラーサイズのインプラントを埋入すると裂開を起こすのがわかります。
埋入と同時にGBR(骨増生)をおこなう必要があります。
スイスのストローマン社のボーンレベルインプラントの10mm RCを埋入しているところです。
幸い骨の密度は十分でしたので、固定はしっかりできています。
インプラントは内側の骨の厚みを1mm確保した位置に埋入し、外側の裂開した部分にGBRを施します。
世界中で最もオーソドックスに多く使われているGBRの手法である異種他家移植材のBio-ossとコラーゲン膜のBiomendの組み合わせでオペを行いました。
開いていたフラップを元に戻して完全に埋入の手術が完了しました。
4か月後に2次オペを行いヒーリングアバットメントを接合します。
その後1か月でセラミックの歯を制作していきます。
前歯にインプラントを行う場合、このように骨が足りないケースが圧倒的に多いのが現実ですが、術後の経過も長く多くの文献も出ている グローバルスタンダードの治療法を行うことは、術者にとっても患者様にとっても安心ですね。
インプラントの埋入が終わった直後のレントゲン画像です。
2013.03.12
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上顎6番部位CGFにてHAインプラント埋入
今日は、上顎6番部位にスプラインHA5.oΦ10mmを埋入しました。
既存骨の厚みは5mmでしたので、患者様の静脈血から生成したCGF(concentrated growth factor)3本を補てん材としてソケットリフトを行いました。
初期固定も十分でしたので、3mmのヒーリングアバットメントを装着し、1回法にてオペを終了しました。
3本のCGFを生成しました。
CG Fのみにてソケットリフトを行いました。
スプライン5.0Φ10mmを埋入中です。術後のパノラマレントゲン。