今週、ストローマンの骨縁埋入型インプラント(Bone level implant)を埋入しました。
このインプラントは、ヨーロッパやアメリカではすでにデリバリーされていて、主に前歯部の審美領域やGBRのケースで使用されています。
今までストローマンインプラントは、2次オペを必要としない1回法のインプラントとして開発されていました。
それを、あえて深く埋入し2回法のGBRにも使用していましたので、どうしても無理なところがありました。
このインプラントは、プラットフォームの直径が4.1mmで従来の4.8mmに比べかなり細くなっています。
その分、狭い歯槽堤にも応用できますし、カラーの部分が歯肉の退縮で露出するといった問題も少なくなります。
また、スレッドのピッチが狭く、より強固な初期固定が得られます。
そのほかにも、プラットフォームスイッチのアバットメントがクロスフィットコネクションという新しい接合方法でフィクスチャーに連結されるといった、新機構も搭載されていて、とてもいいようです。
実際に、前歯部の裂開ケースでしたが、十分な初期固定が得られましたし、GBRも行いやすかったです。
ただし、日本での発売時期はまだ未定です。日本の厚労省の認可は世界一厳しいですから、来年の春ごろには、、、という感じみたいですね。
足りない骨を補うGBRを行っています。