今日のオペは、上顎右側の5,6番部位にスプライン3.75Φ10mmと5.0Φ8mmを2本、ソケットリフトで埋入しました。
CTの所見によると、ボーンハイト(骨の厚み)が5mmと8mmで、そこそこあるのですがHU値が100程度でスカスカの状態でした。
骨補てん材はβ-TCPのみで上顎洞底をリフティングしていきました。
初期固定は、ほとんどありませんがHAサーフェイスの恩恵で4か月で荷重がかけられると思います。
オステオトームを用いてソケットリフトを行います。
上顎洞内への迷入防止のために、ワイドのヒーリングスクリューを使用します。
術前のパノラマです。6番部位には中隔の骨もありますので、ウィンドウテクニックよりもソケットリフトがやりやすいケースです。
術後のパノラマです。開口量の関係で6番部位のフィクスチャーがやや近心傾斜しています。