今日のオペは、上顎側切歯の歯根嚢胞にて抜歯した部位のインプラントです。
歯槽頂の骨幅はあるのですが、高さがやや低いのと、ボディー中央部以下の骨幅が足りないケースです。
歯槽頂の歯肉の厚みがかなりあるため、術前の歯肉形態はボリューム十分のように見えますが、全体的に骨の量が少ないです。
隣在歯を含め、歯間延長術を行っていて歯間乳頭が減少しているので、インプラント埋入時は歯間乳頭を保存するリミテッドフラップにてGBRを併用した埋入を行いました。
使用したフィクスチャーはストローマンボーンレベルRC4.1Φ12mmですが、審美領域で初期固定が取りづらく完全埋入が必要な場合に、利点が多いです。
術前の施術部位です。歯肉の高さはありますが、骨の量はかなり少ないです。
埋入後の初見ですが、歯槽頂の高さが低いのと根尖側で裂開が生じています。
ゼノグラフトでGBRを行い、CGFメンブレンで被覆し完全埋入しました。