この患者さんは、重症の歯周病で多くの歯を抜歯しなくてはならなくなりました。
入れ歯にすると、残っているはの負担が大きく、さらに歯を失う可能性が高いので、インプラントの治療を希望されました。
今日は、右上に2本のスプラインを埋入しました。
4番部位は既存骨に3,75Φ10mmが埋入できました。
6番部位は基底骨が1~2mmでしたが、CGF(血小板フィブリンゲル)とβ-TCPを併用しました。
使用したフィクスチャーは5.0Φ8mmです。
今後、エムドゲインを使用して歯周病を治療していきますが、その場合にもCGFは有効になるかもしれません。
術前の埋入部位です。6番部位は抜歯後8週の早期埋入になります。
6番部位のCT画像ですが、基底骨ほとんどありません。
まずCGFを填入します。
それから、オスフェリオンを填入します。
インプラント埋入後のパノラマです。
6番部位は歯槽頂にもある程度の骨再生が期待できます。