この患者様は、上顎に1本も歯が無く、オールオン4を希望されて来院されましたが、CTを撮影したところオールオン4の適応ではありませんでした。
骨移植なしで埋入できる場所は両側の上顎結節の部分だけでしたので、この場所に2本とと前歯部にGBRを行い2本のインプラントを埋入して、合計4本のインプラントでインプラントオーバーデンチャーを提案しました。
しかし、この患者様はどうしても固定式の義歯にしてほしいという希望が強いため両側の中間部にもサイナスリフトを行い左右2本ずつのインプラントを埋入して、固定式のボーンアンカードブリッジとする計画です。
今日は、前歯部2本と上顎結節部2本の4本を埋入しました。
術前の埋入のシミュレーションですが、両側7番部位以外はすべて骨造成が必要なケースです。
上顎2番部位では、唇側に裂開が生じています。使用したのは、ストローマンボーンレベルRC 4.2Φ×10mmです。
歯槽頂から削除した自家骨のチップとBi0-ossとBio-guideにてGBRを行っています。
上顎結節部位にはストローマンボーンレベルRC 4.8Φ×8mmを埋入しました。
計画通りのポジションに4本のインプラントが正確に埋入されています。